目黒川の桜とkudosについて

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4月になりました。

今年も、中目黒の風物詩である桜祭りが中止になってしまいましたが、桜が満開となった3月末は多くの方で賑わっていたように感じます。

2年前までは中目黒駅から目黒川沿いに縁日が並び、歩けないほどの人でごった返していました。

今年は、数件の縁日のみ。

M.I.U.の前も、池尻大橋方面から向かう人たちで混み合うのですが、例年のお祭り感はさほどなく、ご家族や限られた友人とゆっくり桜を楽しまれている印象でした。

次に桜祭りを開催できるのはいつ頃だろうと思う反面、しみじみと季節を感じる今年のようなお花見も悪くないかと。

しかしコロナウィルス関連のニュースになると、本来は美しいはずの桜満開の目黒川と花見を楽しむ人々の光景がネガティブイメージとして多く使われていました。

もちろん伝えたいことはわかるのですが、、、、

それが、残念でなりません。

またM.I.U.にも、連日たくさんのお客様に足を運んでいただきありがとうございました。

この季節に、年に一度ご来店頂くお客様も多いのですが、昨年お会いできなかった方も遊びに来られ、お陰様で楽しい時間を過ごすことができました。

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ご来店いただいたお客様は気付いたかと思いますが、桜の開花ごろに入荷した新ブランド「kudos」が今シーズンよりM.I.U.にラインナップされました。

新しいブランドもそれほど増やさないお店なのですが、良い出会いやタイミングが重なり、自然の流れでお取り扱いすることに。

インスタグラムでもご案内していたので、今更のお話になるのですが、

ブランドの説明や、お取り扱いに至るまでの経緯などを知ってもらえれば、

より魅力が伝わるかと思いますので、ご紹介させていただきます。

昨年、コロナウィルスの影響で発令された緊急事態宣言が解除となった6月、

ファッションを通じて社会貢献をするチャリティーイベントが都内で開催されました。

それぞれのブランドが商品を持ち寄って販売し、売上の一部をコロナ対策支援寄附金に寄付されるという内容で、様々なブランドが参加。

soeも参加することとなった同イベントに、同じく参加していたのが「kudos」でした。

同イベントは、M.I.U.ディレクターの伊藤も深く関わりをもって動いていたのですが、イベントにて面識を持ったkudosの工藤さんと意気投合した様です。

それから伊藤と工藤さんは、頻繁にご飯に行っていたのですが、その度に工藤君はいいヤツなんだよと幾度となく聞かされていました。

もちろん以前からブランドのことは知っていたし、ファッション業界でも新鋭ブランドとして注目を集めていました。

僕の中で、「工藤さん=いい人」のイメージが出来上がっていた10月のある日、伊藤氏より「kudosの展示会に行こう」と連絡が入り、そのまま急遽展示会へお伺いさせてもらうことに。

工藤さんの経歴には、あのアントワープ王立芸術学院や、現在パリコレクションでトップを走るjw andersonやJACQUEMUS、Y PROJECTなどの錚々たる名前が出てくるので、どんな方なのか身構えて展示会にお邪魔させていただいたのですが、実際に会ってみると柔らかな物腰と自然体で飾らない雰囲気を纏った、とても居心地の良い暖かな方でした。

そこから、初めて展示会でフルラインナップの洋服を見たのですが、

まず第一印象は、開放的で自由な空気感。

特に、デニム・トレンチコート・ナイロンブルゾン・シャツ・パーカーなど、メンズの定番にあるカジュアルアイテムが主軸のコレクションだったのですが、それぞれが強いデザインでありながら全体にクリーンでノーブルな印象をもっていることに、「すごいな!!」と感じました。

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カジュアルアイテムは、やはりドレスやクラシックなどに比べると野暮ったくなりやすいのにどうやっているのだろう?と思いながら、拝見させてもらいました。

洋服自体のクオリティーが高いことも良い驚きで、本当に独特の空気感を持っています。

実際に店頭で見ていただきたいのであまり詳しくは書きませんが、新鮮でとてもよかったです。

これが、これからのファッションを担う存在なのだと。

今まで国内、海外問わず、色々なブランドを見てきましたが、印象や空気感で表現出来るブランドは減ってきているように感じます。

なんと言えばいいかわかりませんが、例えば「スポーツ」や「ミリタリー」「アウトドア」、サブカルチャーでいうと「ヒップホップ」や「ヒッピー」など、ある程度のわかりやすさがあり、どこかの属性が可能なブランドが多くなっている気がしませんか?(僕はカルチャー剥き出しのそんなブランドも大好きですが)

kudosはどこのジャンルに振り分ければいいかわからないし、なんだか言葉に出来ないのだけれども、どこを切り取っても「なんかkudosらしいよね」がある。

もちろん生地や色味の選定、シルエットなど全てのバランスでこの空気感が出るのですが、結局は工藤さんのこれまでの生活や趣味・人柄が出たブランドなのだなと思いました。

工藤さんが作っているから、やはりkudosらしさがあるようです。

当たり前のようですが、文章や歌のようにダイレクトな意思を表現できない洋服で、自分のパーソナリティを他人が感じとれるところまで表現するのは、実はとても難しい。

それを自然体で成せるのもまた、工藤さんのデザイナーとしてのセンスや力量ということでしょう。

ちなみに、M.I.U.も同じようなことをよく言われます。

なんだか言葉で説明できないよね、と。

そうなると、必然的にM.I.U.とkudosの相性は良いはずです。

少し話はそれますが、M.I.U.が新規ブランドを次々に増やさないのには理由があります。

それは、オープン当初から変わっていないポリシーのようなものですが、

まず人と人とがつながり、出会いの中からでしか新規ブランドはお取り扱いしません。

もしくは、M.I.U.の誰かが偏愛しているものか。

全てのブランドに、お取り扱いをする意味があるのですが、

今回kudosと一緒になれたのも、そんなご縁があったのだなと感じております。

ちなみに、kudosと楽しみな企画を計画中です。

近日公開予定。

kudosを是非見に来てください。

気に入っていただけるはずです。

長くなりましたが、そんなお話でした。

それでは。
また。


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